裏フィナーレ

phoenix

2011年02月07日 21:03

『めろん…』シリーズ スピンオフ企画

『めろん…』ZERO:完結編

次回が最終回!と言ったのが、今から約1年前のことでした…以来、完全に放置状態となっていた『めろん…』ZEROを、締め括ろうと思います。

本編を書き始める以前、つまりめろんだけの1頭飼いだった頃のエピソードから始まり、出産・育児のエピソードまで…本編上の時系列で言うと、ちょうど第1章の終わり迄を、妻の作品と共に振り返るシリーズです。

前回の記事中で、ついに青空の下へと出て行ったむさしらむねあんずの3兄妹!その直後に待っていたのは、別れの時…まずはあんずが広島にある妻の実家へと発ち、続いてむさし妻の友人宅へと巣立ちます。


****めっちゃ懐かしい…ってか、筆者自身が若い!****


あまりに懐かしい、第1章の最終話ですね!今から4年以上も前のこの時に、こんな事を考えていたんだなぁ…と、自分の文章を読んで改めてそう思いますが、基本的な部分においては、今も何1つ変わっていません。

ただ1つ、この時と大きく違うのは、筆者自身がその後に繁殖の失敗を体験しているという点です!十分に、解ってたハズなんですけどね…それでも相当なダメージを負ってしまったのは、仕方ない事なのでしょうか。

成功と失敗、あまりにも大きい歓喜と失望のギャップ、いまハッキリと言える事は…繁殖をすると、どのみち胸がいっぱいになるという事です。


****あんずが去った後、残された兄と姉です。****


そりゃまぁ、他ならぬ大事な愛犬とその子孫たちの生命が掛かっていますからね!商業目的で繁殖をする方なら、プロフェッショナリズムに遮られる部分もありましょうが…一般の飼い主の場合は、そうもいきません。

期待と不安、喜びと悲しみ、充実感と疲弊感…何かにつけ、いちいち心を強く揺さぶられるのですよ!成否はどうあれ、たいへんタフな日々を送る事に変わりは無く、やはり半端な覚悟で取り組む事ではないのです。

そんな事を考えている間に、6歳を迎えためろんは昨夏に避妊手術を受け…今後はもう二度と、母親にはならないという選択をしたのでした。


****そして母娘2頭飼い生活へ!再出発の時でした。****


で、らむねはどうするの?と聞かれますが。

そもそも、我が家が繁殖をした動機は何だったのでしょう?勿論、忘れちゃいませんが…それは第1章の冒頭に、シッカリと記されています。

いつかめろんとの別れを受け入れなければならなくなった時、その子孫が傍らにいてくれれば、どれだけ救われるだろう…と、バカな事を考えていたモノです!今となっては顔から火が出る様な、自分勝手な考えです。

そうして繁殖を繰り返していけば、確かに愛犬に置いて行かれる事はないですが…最後はどうなるでしょう?めろんの子孫をこの世に残し、自分が先に逝くなんて事が許されるでしょうか!我ながら、実に浅いですよ。

今の所、らむねを母親にする考えはありません!いずれ、めろんと同じ様に避妊手術を受ける可能性が高いと思いますが、覆すにはソレに代わる動機が必要ですよね…だって、筆者は間違っていたのですから。。。

『めろん…』ZERO おわり

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