記憶のなかで
2006年の8月16日に、
めろんの第2子として生を受けた
らむね、それから
3ヶ月は、
昨年に旅立っていった兄のむさし、今も妻の実家で元気に暮らす
妹のあんずと一緒に育ち、
そして兄妹の
巣立ちを見送りました。
母と共に暮らすという、犬としては珍しい環境にいたことは、
らむねの個性が形成される上で、とても
重要な要素だったんじゃないかと思います。
****仔犬の頃から、独特な飲み方をしていました。****
そして始まった
我が家の2頭飼い生活、
1歳となる前に
よかパピの仲間たちとの出会いがあり、主な遊び場は
GHのドッグラン、
たまたまそこにあったアジリティの設備を
試すと、
一発で決めて見せた時には驚きました。
それからというもの、出掛ける度に
多くの友達ができていき、犬同士のコミュニケーションを覚えていきました!完全に
ガキ大将タイプでしたが。
****屋根のないサークルは、本当に無意味でした。****
泳ぐことの楽しさを知ったのも、ちょうど
その頃です…
大会で優勝したかと思えば、今度は
母親にタイトルを奪われたりと、
暑くて熱い日々…やがて代名詞となる
豪快なダイブも、いつの間にか
身につけていたものです。
もう1つ欠かせないのが
無類の仔犬好きという一面、年下と見るや、誰に頼まれるでもなく
教育係を買って出ては、
仲間に加えていくのですよ。
****負けず嫌いな性格が、思いっきり表情に出ていますね。****
そんな中で、
生涯の相棒とも言える
弟分、
でんクンと出会いました!初対面からいきなり
らむねの洗礼を受け、遊ぶ時には
後をついていくようになり…当たり前のように
彼もダイブを覚えた時には、
大爆笑だったなと。
また、
写りたがりという性質もありました!
誰かが写真を撮られていると、自分も勝手に写りにいくという…
実際、目立ちたがり屋ではありますが。
****とにかく、この2頭が揃うと何かが起きていたものです。****
厳密に言うと、
褒められたがりだったのでしょう…いい写真が撮れるたびに、筆者が大げさに褒めるものですから!それがとても
善い行いだという風にインプットされ、撮影と見るや
黙っていられなくなったと思います。
めろんが満10歳になった直後、
2014年の4月26日に
わさびを3頭目として迎えた時も、
期待通りに躾を始め、
強烈な姉となっていくわけです。
****姉がこうだと、嫌でも鍛えられますね。****
その後は、
わさこを
専属と認めたのか、少しずつ仔犬への興味が薄れていったように思います…
そういうのは妹の役目とでも考えていたのか、妹への指導が緩むことはなかったので、
そういうことかも知れないなと。
11歳になってのエクストリーム体験など、歳を重ねても
変わらず身体を動かすことが大好きな子でした!それにしても、まさか
勝ってしまうとは。
****身体能力に加え、器用さもあったのでしょう。****
衰え知らずという言葉がピッタリな
らむねでしたけど、
昨年あたりからは、さすがに少しずつ運動量が落ちてきて…
なんだか急に
筋肉量が減り、体重が落ちてきたなと思っていたら、突然
その日がやってきたのです。
生まれつきの骨格異常を、筋肉が
支えきれなくなったことで、自力での歩行が
困難になりました…
その後は、わりと記憶に新しいところですね。
****本当に、顔だけはずっと変わりませんでした。****
そうなった後も、
その表情は
いつまでも若々しく、老け込む様子は一切なかったように思います!天真爛漫にして従順な
らむねのままで、動けない身体で必死に筆者の後をついて来ようとし、呼べば
膝に乗る子でした。
いかにも女子らしい、自分の世界で生きているような
母や妹と異なり、そんな一面も持っている子だったのです…思い起こせば、
全てが懐かしい。
****一昨年のお正月撮影、ソロは未公開だったので。****
そして2021年11月に開かれた
鹿児島オフ会への参加を
最後に、その翌日の11月15日、15歳と3ヶ月にして、
不幸な医療事故で、
突然旅立っていきました…こうしてまとめると簡単ですが、これが
らむねの生涯です。
この手に抱くことは
二度と叶いませんが、思い出の扉は、
いつでも開くことができます…こういうのを、
記憶の中で生きていると言うのでしょう。。。
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